平成30年度型枠コース

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技術の伝承

訓練校は現在「鉄筋コース」が開講中ですが、並行して1月からの「型枠コース」開講にむけて準備を進めています。 カリキュラムの見直しにより総訓練日数は短かくなりましたが、何とか実技実習の枠は昨年と比べて遜色のない日数を確保できそうです。

 

さて、型枠コースでは、階段の建込みを実習します。

階段というのは、型枠大工としては最も高度な技術を要する部位です。

あえてそれを若手にやらせるのはなぜか?

 

どこの型枠会社でも、そんな高度な仕事は職長クラスのベテランのもの、若手の出る幕はありません・・というよりそもそも最近の工事では、設計時にRC階段であっても施工時に鉄骨階段やPCに変更することが多く、ベテランであっても手掛ける機会は少なくなってきているのです。

2月19日⑮

昨年度の実技実習訓練の様子

訓練校の目的の一つに「若手への技術の伝承」があります。

そう簡単に階段の型枠を免許皆伝できるわけはありませんが、少なくとも現場の工期やカネ、施工機会といったしがらみからは離れることができます。

それで、訓練校という環境で思う存分その難易度の高いものにチャレンジしてほしい、という林友会型枠講師の総意により、あえてイバラの道を進ませることにした次第です。 (でもひょっとするとイバラの道を進むのは教える側かも?)