2022年鉄筋コース

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11月1日(火)訓練11日目

11月になりました。 今日の午前中は塩家講師のリモート初講で「リスクアセスメント」について学びます。

第一週に対面で講義をしていますし、オンライン講義の機材もみな順調に稼働しているようで、特に問題なく講義は進みます。 演習問題も交えながらの講義ですが、先週一週間CAD実習をオンラインでやっているのでやりにくさはありません。

午後は、大林組構造設計部の平柳講師による「設計図の見るポイント」の後編です。 前編は対面講義の第一週に、全国の鉄筋会社のみなさんをリモート参加にした公開講座で行いましたが、今日の後編はリモート参加の中に訓練生も混ざった格好です。

臨場感という意味ではやや間遠になってしまうのですが、よくテレビの中継で以前に行ったところが放映されると、自分はその場所の奥行感を知っているからか、妙に心地よい安心感をもって観ることができたりします。 対面後のオンライン研修にはそんな良さがあるのかも知れません。

今日も宮城・埼玉・東京・富山・大阪・兵庫・香川から土木・建築の林友会企業の40数名の聴講があり、質疑応答や意見交換など17時まで活発な講義が行われました。

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10月28日(金)訓練9日目

zoomの機能をフル活用してCADを習得したオンライン第一週もようやく金曜日になりました。

今日の午前は鵜飼講師の2コマ目の建築関係法令です。 実はこのコロナ禍中での訓練カリキュラム、昨年は冒頭からオンラインで初めて後半を対面研修に充てていたのですが、「できたら初っ端の講義は対面でやりたいよねえ」と言ってくれたのがこの鵜飼講師でした。 

確かに、初対面で目の前に居るのと画面の向こうにいるのとでは、受ける感覚が明らかに違いますし、仲間意識という点でも差が出ます。 今日鵜飼講師がみんなに先週の対面講義と全く同じように話しかけ会話しているのを横で見ていると、最初に対面講義を入れてよかったな、とあらためて思いました。

訓練生が求めるもの、送り出す会社が求めるもの、講師が求めるもの、大林組や訓練校で「こうしたい」もの、コロナやウクライナ問題のように時々刻々と変わる社会状況・・・・すべてひっくるめて今何がベストなのか? 毎回試行錯誤の連続です。 正直なところコロナが流行っている間は、この辺のことを考えるのはむしろ楽なのです。 問題はコロナが去ったあと、訓練校はどう在るべきか?です。

午後はまた午後で鉄筋施工図作図実習の実質初日です。 初講はObayashi Vision Showcaseの見学会場でやりましたからCADを使ってやるのは今日が初めて。 講師の先生も八潮から各会社からオンラインで教室(バーチャル)に集まって作図の進め方や注意点、ゴールに至るまで丁寧に訓練生に解説します。

CADという新しく覚えた道具を使って、自分が今まで見て描いてきた鉄筋の施工図を描き始めます。 ちょうど仮免許をもらって教官を横に自分の街で車を走らせるようなものです。

 

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10月25日(火) 訓練6日目

開講から1週間が経過しました。 今日はCADの2日目。編集コマンドと文字関係。一度やったらしばらくイジらない設定系のコマンドもありちょっと手こずる一日です。

担任はみんなの毎日の訓練日誌を見ては、それを講師の先生にフィードバックしています。、「極座標」なんて学校の数学で習ってからそう日常的に使うものでもなし、でもCADの画法の一つです。泥縄的にパワポで教材を急ごしらえして5分ネタをやってみました。

送り出し元の上司の皆さんも、eYachoの日誌読んで検印を押してくれています。 対面→リモート→対面と、あっちへ行ったりこっちに来たりとせわしない感じもしますが、そんな中では常にこうして「見ていただいている」ことが大切なことです。

それにしてもけっこういいペースで進んでいます。 鉄筋コースは先が長いので訓練生がバテないように、講師側もよいペースメーカーでいないといけません。

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10月26日(水)訓練7日目

 

CAD研修も3日目に入りました。

人数が少ないせいもありますが、今回かなりのハイペースでCAD研修は進んでいます。 ちゃんと理解しながら進んでいるようには見えますし、確認しながら進めているのですが、研修が終わってから日誌に「どうもこの問題だけ引っかかって答えが合わない」という書き込みが散見されます。 これを放置しておくと、どんどん頭の中に暗闇の部分が多くなってしまうので、努めて早いうちにすっきりしてもらう必要があり、朝一の講義はそういう時間にあてています。 

そういうわけで今のところ、みな順調に手でも頭でもCADを身につけている最中です。

 

 

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10月24日(月) 訓練5日目/リモート研修初日

今日はリモート研修の初日です。

去年はいきなりリモートで開講だったので何かと気を揉むことが多かったのですが、今年は対面で「模擬リモート」をやっておいたので多少気は楽でした。

でも通信環境は同じ場所でも近隣が一年で様変わりすれば影響を受けます。 一人の訓練生は社内のwi-fi接続情報が朝一まだ得られ無かったのですが、貸し出しのiPadへのテザリングで難なく出てきました。 Z世代ならではか、はたまたコロナの効用か、多分その両方でしょう。

今回はCAD経験者も未経験者も両方居ます。そりゃ経験ある方がペース速いですが他の者も引っ張られて結構いいハイペースで進んでいきます。 バテなければ良いのですがどうでしょうか?

夕方3人に聞いてみたのですがやっぱり目が疲れたと。 車で帰る人もいるので気を付けて帰りましょう。 リモート初日お疲れ様でした。

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10月21日(金) 訓練4日目

講義を2回以上受け持っていただいている講師の先生方はすべて1回目の講義をこの第一週のうちに対面形式で行っていただいています。

今日の午前は、鵜飼講師が登壇し建築施工の概要についての講義を行いました。

昨年はどの講師もいきなりリモート講義だったのですが、やはり最初に対面で言葉を交わす機会は貴重です。 

午後は、「設計図の見るポイント」。日建連の配筋標準図の改訂委員もされている大林組構造設計部の平柳部長が登壇し、どの設計図書にも入っているこの配筋標準図を通しで解説するだけでなく、どういう経緯でこの基準ができたかというちょっとした裏話まで聴くことができます。 一昨年から全国の林友会鉄筋会社向けに公開ウェビナーにしているのですが、毎回好評で今回も東京・大阪・千葉・富山・兵庫・香川・長崎から林友会会員各社からオンラインで約30名の聴講参加がありました。 また今年は当社が新市庁舎を建設中の埼玉県春日部市との地域連携講座として、同市の鉄筋会社にも聴講していただきました。

公開講座の聴講案内です。 (なんだか中吊り風)

普通に3人の訓練生に対して講義をやっているように見えますが、実はオンラインで30名ほど聴講しています。

ベテランの人も、訓練生のような若手も、日頃「標準図でそうなっているんだからしょうがないよなー」とその辺はちょっと漫然となりがちな部分です。 

この講義を聴講してどこかしらに「なるほど!」というちょっとした腹落ちがあれば、それは巡り巡って鉄筋の品質向上につながるものです。 建物の形態がさまざまでなかなか全てを自動化できないけれど、でも品質の要。 鉄筋工事にはそういう難しさがあります。 

 

 

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10月20日(木) 訓練3日目

今日からパソコンを使った研修です。

通常はパソコンの基本操作からMS-WORD・EXCELの基本程度にとどめ、CADに移るのですが、今回はそれを学習した後に「box(クラウドストレージ)」と「zoom(オンラインミーティング)」についても、一通り扱えるようになるまで学習します。

パソコンは日常業務であまりまだ触っていない人もいますが・・・

呑み込みは早い! Z世代の訓練生は、やはりICT適応力がおじさんたちの若い頃とは違いますね。

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10月18日(火) 初日 鉄筋コース入校式

当校の第9期鉄筋コースは、10月18日に対面形式にて開講しました。

今回は、最初に1週間の対面研修、中間に3週間のリモート研修、最後の1週間にふたたび対面研修というスタイルとしています。

これは、①従来より行っているコロナ禍中の感染リスクを下げる意味合い、②地元でリモート受講での置き換えて長期滞在による訓練生のストレスを軽減する ③アフターコロナの新しい仕事の手段となったオンラインツールを使いこなせるよう教育する、ことを目的としています。

今年の訓練生は3名。 コロナ禍ということもあり昨年と同数でやや少なめですが、やる気の旺盛な若手が各地から集まってくれました。

初日は担任から上記③のオンラインツールに関して、訓練の進め方をなぞりながら解説・操作を学びます。 昨年は機材一式を送っていきなりzoom教室に集まるスタイルだったので結構大変でしたが、今年はその辺は対面で一通り模擬リモート講義ができたので少し安心できそうです。

 

午後は各送り出し元事業主からご来賓を、また大林組からは大川専務取締役建築本部長をオンラインでお迎えし、訓練校には訓練生と石沢校長以下訓練校事務局が式場に集まり、入校式を対面+オンラインのハイブリッドで行いました。

 

入校式ではまず石沢校長から式辞が述べられ、大林組の大川専務からは「普段の業務では経験できない各種の訓練に、ぜひ好奇心をもって臨みスキルアップを図ってほしい」というご祝辞をいただきました。 つづいて早川鉄鋼販売株式会社の早川社長様、株式会社ダイニッセイの池田社長様、株式会社サンエーテックの小野寺常務様から、限られた人数ではあるが親睦を深め切磋琢磨し、将来の当社の中核として活躍するための礎としてほしい旨のご祝辞をいただきました。 

その後各訓練生から訓練に臨んでの抱負や目標が述べられ、最後に担任の山崎副校長から訓辞が述べられ、入校式は終了しました。

最後にオフライン講義室+オンライン参加の来賓みなさんで一緒に記念写真。

CAD・BIM・大阪遠征・VR・リモート研修・公開ウェビナー・・・「新しいことを、新しいやり方で学ぶ」という2つのハードルがありますが、訓練生と講師・事務局で協力して、23日間がんばっていきましょう。