• 2022年鉄筋コース

10月21日(金) 訓練4日目

講義を2回以上受け持っていただいている講師の先生方はすべて1回目の講義をこの第一週のうちに対面形式で行っていただいています。

今日の午前は、鵜飼講師が登壇し建築施工の概要についての講義を行いました。

昨年はどの講師もいきなりリモート講義だったのですが、やはり最初に対面で言葉を交わす機会は貴重です。 

午後は、「設計図の見るポイント」。日建連の配筋標準図の改訂委員もされている大林組構造設計部の平柳部長が登壇し、どの設計図書にも入っているこの配筋標準図を通しで解説するだけでなく、どういう経緯でこの基準ができたかというちょっとした裏話まで聴くことができます。 一昨年から全国の林友会鉄筋会社向けに公開ウェビナーにしているのですが、毎回好評で今回も東京・大阪・千葉・富山・兵庫・香川・長崎から林友会会員各社からオンラインで約30名の聴講参加がありました。 また今年は当社が新市庁舎を建設中の埼玉県春日部市との地域連携講座として、同市の鉄筋会社にも聴講していただきました。

公開講座の聴講案内です。 (なんだか中吊り風)

普通に3人の訓練生に対して講義をやっているように見えますが、実はオンラインで30名ほど聴講しています。

ベテランの人も、訓練生のような若手も、日頃「標準図でそうなっているんだからしょうがないよなー」とその辺はちょっと漫然となりがちな部分です。 

この講義を聴講してどこかしらに「なるほど!」というちょっとした腹落ちがあれば、それは巡り巡って鉄筋の品質向上につながるものです。 建物の形態がさまざまでなかなか全てを自動化できないけれど、でも品質の要。 鉄筋工事にはそういう難しさがあります。