• 平成30年度型枠コース

2/13 階段型枠実技訓練が始まりました

2月13日、本日よりいよいよ階段型枠の組立実技訓練の開始です。

本年度型枠コースのブログ冒頭でもご紹介したとおり、階段という部位は型枠技能の作図・現寸・加工・組立いずれをとっても高い正確性と強度が要求されるところです

形状が複雑なので、土工は特にここはコンクリート打設時に入念に生コンの締め固めを行いますから型枠には高い強度が要求されますし、鉄筋工にとってもかぶり厚確保が最もしにくい部位ですから型枠にも精度が要求されます。 高い信頼性が要求される部位ですから、各社とも階段は熟練したベテランの独壇場となることが多く、それが却って若手に階段型枠を任せる、すなわちベテランの技術を伝承する機会を逸している・・・という二律背反になっているのです。  訓練校はそのチャレンジの場でもあります。

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そんな屁理屈?をよそに、「さあ、今まで苦労してCADで描いた階段を、今日から組めるぞー!」と意気盛んな訓練生6人、3人ずつ「東組」「西組」2班に分かれて実技訓練スタートです。

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このヘルメットは訓練生のものではありません。 今回CAD研修から訓練にあたってもらっている林友会の在京型枠施工会社3社(佐々木建設㈱、㈱荒井工務店、大堀測建㈱)からの講師総勢6名のものです。 ベテランのスーパー職長から、訓練生と歳も近い本訓練校OBのチューターまで、それぞれの立場で訓練生を指導していきます。

まさに、「会社の垣根を越えて皆で皆を教える」ことの実践です。 6人のうち2~3人の講師が交代番で毎日指導にあたります。

 

きょうは、ATKY(安全点検・危険予知)活動の後、型枠資材の荷卸しを済ませ、初日ですので腕ならしに真物の型枠パネル(2尺 ×6尺)の組立加工から入りました。

連日のCAD研修で疲れているかと思いましたが、体を動かす訓練はまた別のようです。

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午後には訓練生の前田君を送り出している、札幌の㈱光工業の佐藤社長が訓練視察に来校されました。

前田君をはじめ、訓練生の様子を温かく見守っておられました。

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明日2日目は階段の段部壁の現寸引きを学びます。