• 令和元(2019)年度鉄筋コース

11月22日(金)訓練最終日・修了式

11月22日(金) 訓練31日目

最終日、清々しい天気を期待していましたがあいにく朝から雨。

今回のコースは結構雨が多かったと思います。調べたら実に開講した31日の内11日が傘マークありでした。

それでも、訓練場での実技訓練が無く、外部実習は工場のインドアで行うことが多かったので、全くと言っていいほど荒天の影響を受けることがなかったのは幸いでした。

 

最終日は、大林組安全品質管理本部の中島部長が登壇し、プレゼンテーション技術について学びます。

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職長ともなると人前でしゃべることが日常茶飯事。 自分が思っていることを、正確にまわりの人に伝えることが出来てはじめて人は自分についてきます。

知らない人が混じっていても、多少場の空気が固くても、自分がその場をつくるぐらいの気持ちが必要です。 それさえあれば、あとはちょっとしたテクニックを授けるだけでスピーチはできるようになります。

 

 

 

31日間の訓練のまとめは、あらかじめ修了時アンケートという形で自分なりに整理してもらっています。 入校前・・・変わった自分・・・今後の自分・・・それを一定のルールでまとめて、一定の所作に乗せてアウトプットすれば、分かり易くサマになるスピーチができる・・・はずです。 午後の修了式では、来賓の方々や講師を前にして一人一人登壇し、持ち時間3分で自分なりに自分自身を講評してもらう時間を設けています。

当訓練校のカリキュラムは最後の最後、修了式だってれっきとした訓練の一部になっているのです。(ですから40分以内には終わりません。助成金削らないでくださいネ!)

かくいう私自身は、まあ・・・しゃべる内容さえ固まっていれば、あとは2割の論理性と8割のPassionだと思っていますけど・・・。スピーチは巧くないのでみんなの後ろで一緒に受講することにします・・・。

 

中島講師の平易で的を射た解説は、私もたいへん参考になりました。

その後一人一人が登壇してスピーチのリハーサルを行い、講師から指導を受けたりお互いに意見を交わしてブラッシュアップしました。

  

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「ここの所はネー」

作図実習の成果は上の写真の通りです。(ちょっと写真が小さいデスガ・・・)

速く描けるに越したことはありませんが、まず大事なのは「図面で正確なコミュニケーションができること」です。

長さの取り違え、図面同士の整合性、果ては線の太さや数字と線の重なりに至るまで、大山講師が全員の図面を微細に入り最終チェックしました。

ただ講師が貼った付箋がついたまま修了式に臨むのはみんな許せなかったようで、ダメ出しされた図面は速攻で直して差し替えていました。

でもみなよく描けていました。

 

こうして最終日午前の訓練は終了です。

 

 

 

(この後の修了式の模様は、トップページのInformationでご覧ください。)

 

 

 

~Epilogue~

訓練校の隣りに「氷川神社」があります。 水を鎮める神様です。 担任の私はどういう偶然なのか、現場勤務の時以来近くに氷川神社があることが多く、安全祈願などで何かとお世話になってきました。

一方で氷川神社は「縁結びの神様」としても知られているのはご存知でしょうか?

ここ訓練校では、訓練生同士の新しい縁を作ることの一助ともなり、また自分自身も彼ら訓練生や事業主の方々、自社内で講師などで応援してもらっている人たちとご縁を作ることができました。 そしてそういう縁とは自分で好きなように結ぶことができません。 これもきっとこの神社のご利益でしょう。

第6期の鉄筋コースも、こうして無事終了しました。

何とか彼ら、そして彼らの派遣事業主の期待に応えることができたでしょうか。(さあアンケートに何て書いてあるんだろう?)

雨は夜になっても止みません。 神社にコース修了のお礼参りをして帰ります。