• 令和元(2019)年度型枠コース

1月30日(木) 安全衛生管理

1月30日(木曜日) 訓練9日目

今日は安全研修の一日です。 講師は大林組OBで、労働安全コンサルタントの塩家先生です。 長年大林組の社内の安全教育に携わってきた経験もあり、訓練校では大林組職員と同等のレベルで安全教育をしていただいています。
安全の教育というと、法令条文が多くてとかくわかりづらいイメージがありますが、塩家先生はイラストや災害事例を多く採り入れて講義をしていただいています。 最近は音声合成ソフトやアニメーションソフトなども駆使して教材を作成しているそうで、近い将来訓練校にも斬新な教材を提供していただけるかも知れません。

午前中は、「安全衛生概論」の講義を行いました。

   ===昼休み===

今日はちょっと訓練生のお昼をのぞいてみましょう。

訓練中の昼ご飯は、講師や事務局はいわゆる給食屋が配達する「現場の弁当」ですが、訓練生は朝夕と同じ食堂で、温かいご飯が食べられます。 


今日のおかずは、生姜焼きですね。

これだと、さっき食べた弁当よりいいなあ・・・・

  

 

お昼ご飯に限っては、通いの訓練生も食堂で食べることができます。 食後は昼寝の時間でもありますが、寮室は通いの訓練生にも一室を用意していますので、日中は寮住まいの訓練生と同じ環境で訓練に参加できるようしています。

午後は、作業手順書の作成演習です。  一昨日まで学習したCADの操作は、その後型枠施工図の作成から型枠建込み実習へとつながっていくのですが、実は今日のこの演習も、川下へ行くとそれらと合流します。 

つまり、型枠建込み実習の本番で使う作業手順書を、あらかじめここで実際の状況に即して作成するわけです。  型枠の割付図と作業手順書の大きな違いは、手順書では「動作」を意識することです。

座学や体感学習、パソコンやICTツールなど個別に学んだことが、最後に階段型枠という最も高度な技能を習得する中で、肚落ち感とともに実を結ぶ・・・そんな教育を目指していますが、そうたやすいものではありません。 永遠の課題ですね。

実は今日は訓練校の「運営会議」をウラで行っていたのですが、大林組の当訓練校主管部門でもある、建築本部長室の北澤部長が夕方講義を視察に来て、訓練生を激励しました。 大林組にも林友会各社にも、ここ八潮から離れたところで訓練校のことを考えている人が大勢居るのです。