• 令和2(2020)年度建設技能スキルアップコース

9月8日 建設技能スキルアップコース(夏・大阪)開講しました

9月8日 台風10号が去って大阪も快晴です。

本日から4日間、大林組大阪本店を会場にして第2回『建設スキルアップコース』を開講いたします。

今年はコロナ禍が本格化し始めた3月以降は、東京開催の短期CADコースが中止、6週間のとびコースも緊急事態宣言で中止となってしまいました。 前の仙台開催の短期コースは無事開催できましたが、近県2県からの参加にとどまり「広域認定訓練」とはなりませんでした。 4府県から11名が参加する今回のコースが、今年初めての広域認定訓練となるわけです。

はじめにチェックインで参加者の体調確認を行います。 参加者と講師には、1週間前から体温や体調の記録を健康管理表に記入し自主管理してもらっていました。 無論、今回の感染症は無症状キャリアというものが存在しますし、自己申告ベースですから、このチェックはあくまで感染リスクを下げる意味合いで行っています。 

しかし、今は誰もが、リモートワーク、時差通勤、ソーシャルディスタンス、その他いろいろな手段を使って、日頃の活動を行っています。 コロナに対してのリスクはゼロにはなりませんから、常にリスクアセスメントを行って生活しているわけです。 訓練校の活動も同様で、管理し対策した結果として残るリスクがどの程度かというところが開催か中止の分かれ目です。 でも目に見えないものですから正直難しいところです。 

午前中はパソコン初心者の受講も想定して、MS-WordやExcelの簡単な操作と演習によるCADのパソコン操作のウォーミングアップを行います。

午後から、AutoCADの操作の基礎から、最も基本的な移動や複写といったコマンドの習得を行いました。 今回の受講生の皆さんは20歳代前半から50歳代まで幅広いですが、みなさんPCの操作には慣れているのか、問題なく講義内容を理解し、手を動かすことができているようです。

本コースは修了要件があり、講義内容を理解したうえで正確かつ見やすい図面が描けないと修了として認められません。 しかし今まで百数十名が受講されましたが、一人としてこれに落伍することなく(最終日まで「大丈夫かな?」と思ったことは幾度もありましたが)修了していただいています。 

あと3日間、がんばって習得していただきたいと思います。