• 令和2(2020)年度鉄筋コース

11月16日(月)訓練12日目

鉄筋コースも3週目に入り、折り返し点を過ぎました。 訓練生は今週も各地から元気な顔をみせてくれています。
一方で、CoVID19はもはや明らかに流行第三波が立ち上がりつつあり、来週予定している対面研修には暗雲となっています。
もっとも、「雨が降って」きたら逃げ込む「リモート研修」というプランは用意しているのですが、公的助成認定訓練という経済的事情も絡んでくるので、単純な話ではなく非常に悩ましいものがあります。

今日は変則的に午前中が作図実習です。 新しい単元に入るので専門講師の先生から作図条件の説明といくつかの注意点が与えられました。

午後は、先週火曜日の『設計図の見るポイント』、大林組構造設計部の平柳講師による公開講座の後編です。 訓練生にとっては、施工図作成の直前に前編を聴講し、その課題の前段を終えてちょっと調子が出てきたかなというところでこの後編の聴講ですので、タイミング的にはちょうどいい感じです。 レクチャーの範囲も地上階の梁や柱、ちょうど今描いている部材の配筋要領についてから後半再開となりました。

聴講者数も先週と同じ25名ぐらいで、みなさん熱心にノートをとりながら訓練生と一緒になって勉強していました。 訓練生にとってはちょっとした刺激になったと思いますし、訓練校にあまり縁のなかった会社には、当訓練校を知ってもらういい機会になりました。

最後に質問コーナーを設けました。 川上の設計者と川下の鉄筋施工に携わる人とが交流する機会というのはなかなか無い、ということから、初歩的な質問からなかなか込み入った質問まで多くの質問が相次ぎ、その都度平柳講師は分かりやすく答えてくださいました。 (中には持ち帰り案件も?)

閉講直後から早くも、聴講された皆さんから、「今年の改訂点も直接委員の先生から聴けてよかった」、「まだまだ(鉄筋屋として)勉強しないといけないと思った」、「質問にていねいに答えていただき、よく理解できた」 などの感想が寄せられ、大好評でした。

平柳先生、今年もありがとうございました。

講義の最後に、受講生・聴講生のみなさんと記念撮影(一コマに何人かで参加された会社も)