• 令和元(2019)年度型枠コース

1月25日(土)iPadほかICT研修 

土曜日は、朝と昼の寮の食事がありません。

私は若い頃現場にいた時分は朝食べない日もちょくちょくありました。 それでも動き回っていたせいか、パフォーマンスが落ちている感じはありませんでしたが、不思議なことに朝食べずに座学のように座ったきりだと、てきめんに眠くなります。

体に血液を送るのは運動していると楽だけれども、じっとしたままでアタマに血を送るのは結構エネルギーが要るのかも知れません。

訓練生に聞いてみましたがみな今朝はちゃんと食べたようです。

今日の午前は大林組のグローバルICT推進室から小島課長を、オーク情報システムから佐藤さんを講師にお迎えし、最先端の現場ICT技術やアプリを解説し、そして体感してもらう時間です。 まずはiPadの基本操作から始まり、図面共有アプリ、eYacho(野帳アプリ)、Buildee(日報アプリ)などを、説明を受けたり自分でいじってみたり(とにかく触ってもらうことが重要です)、理解していきました。

「大型スマホ」ですから扱いはお手のもの。

今日からしばらくこのBuildeeで、訓練内容を使って日報を作成してみます。 とりあえず担任がスマホで承認中。 ネット上やboxなどのクラウドサーバーなど、どこでもできる便利さをまず体感してもらいます。

 先輩の築いた技術の伝承は、もちろん重要なことで訓練校の主眼です。でもそれだけではいつか時代に取り残されて廃れてしまいます。今の世の中に合ったやり方というものを常に考えながら、時には形を変えつつ次に伝える、それが本当の意味での「持続可能性」だと思います。

それには、たとえまだ実用化されていなくても、5年後10年後を彼ら若手に予感させるものを提供する・・・それが「大林組」を冠している当訓練校での大林組の重要なプレゼンスであり、単なる「教わる」と「教える」とのマッチングにとどまらない、サプライチェーン全体への使命かと・・・うーん何かカタカナが多くなってしまいました。

むちゃくちゃ地味な絵ですが、彼の眼には教室の床一面、色とりどりのCAD畑が展開しています。

きょうの昼ごはんは寮で出ないので、現場の仕出し弁当です。

 

午後は座学で「建設施工概論」です。 午前中のICT研修をも受けるかたちで、boxを使った現場での情報共有から、型枠大工の歴史まで、幅広い内容を採り上げました。