• 令和元(2019)年度鉄筋コース

10月26日(土)建築概論の座学(1)

10月26日(土) 訓練9日目

今日から2日間は、我々講師陣の長老格である鵜飼講師が登壇し、スーパー職長としての一般教養を教授します。

第一日目は、『建築施工概要』と『建築関係法令』です。

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建設の仕事に携わっていれば、同じ現場の他職種の仕事とか、自分の仕事に関わりのある法律とかは、うっすらと、まだら模様には分かってきますが、こういう機会にまだら模様を埋めてやる事が必要です。

 

先生からは講義に質問を小まめに挟んで、一方的にならないよう会話のように講義は進みます。

3時にはけんせつ体幹体操をやって、集中力をU Pさせつつ一日の座学を修めました。

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10月25日(金)安全体感教育

10月25日(金) 訓練8日目

台風21号は太平洋上にそれて、再度の暴風雨襲来とはならないようですが、朝から大雨になってしまいました。

今日は大林組東日本ロボティクスセンター(旧称:東京機械工場)へ一日出向き、安全体感研修なのですが、引率する担任が電車の遅れによって集合時間に遅刻してしまいました。
この安全体感研修は、今年から大林組東京本社管内の現場配属職員に対し必修となっており、対象人数は非常に多いのですが、そんな中で当訓練校に対しては前回のとびコースから同じ研修をしてもらっています。
並行して月に1日、林友会各社に対しても研修機会を設けるように最近なりましたが、まずは各社の工事部門や安全部門の管理職が対象ですので、協力会社の若手が受講できるチャンスは、今のところ当校訓練生しかありません。

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=なお諸般の事情により今日の訓練の様子は写真でご紹介できません。ご了承ください。=

 

とにかく一日中雨足が激しく、研修中も屋根を叩く雨音で解説聞き取りづらいところもありました。
「足場の間違い探し」は職員並み、とびコースと同じ制限時間でトライしました。同じレベルの知識を要求されるのでちょっと手強く、時間が不足気味ではありました。 ただ行く行くは職長や現場担当者として仲間の身を守ってやらねばならない立場にもなるわけですから、感覚的にでも危険に気付く感性を養うことは大変重要です。

警報が午前中からレベル3、川越市内も地域によっては避難勧告が出る事態に。
安全体感研修は午後3時前に終わり、その後は鉄筋モックアップによる配筋検査に取りかかりました。

普段は検査を受ける立場ですが、今日は他人が組んだ鉄筋を検査するわけです。

立場が逆なので、頭を逆回転させる訓練です。 あまりない経験なので手こずりましたが、7人みんなの答えを全部併せたらなんとか正解?というところまでは出来ました。

 

16時から解説(1〜6と10)
16:30出発

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10月23日(水) CAD基本研修・2日目

10月23日(月) 訓練6日目

 

今日はCAD基本の後半にあたり、インプット学習は今日までです。

明日からはひたすらアウトプットに移行し、図面を描き続ける毎日が始まります。

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1023(3)3794そのためには、今日までの内容を確実に身につけることが必要です。 みんな講義に何とか食らいついている・・・というか、どんどん上達している自分を楽しんでいる、といった印象です。

今日は、テキストや画層といった、コミュニケーションツールの要の部分とか「作法」に相当するところを勉強しました。

自動車教習ならさしづめ第三段階。 これで小技を含め操縦に必要な技術はほぼ教授しました。 あとは路上教習・・・ならぬ、実地経験あるのみです。

 

 

 

 

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大林組生産設計部の倉田講師(左から4人目)には、訓練生のCAD習得までの指導にあたっていただきました。ありがとうございました。

 

今週は、ラグビーWC自国開催準々決勝進出~天皇陛下即位の礼 と、一生にそう何度も経験できないイベントが続いています。

でも滅多にない機会という意味では、この訓練校で勉強することの方が難しいかも知れません。

チャンスをくれた派遣元の会社に感謝して、毎日の訓練に励みましょう。

教える側もその期待に応えられるよう努力していきます。

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10月21日(月)CAD研修初日

10月21日(月)訓練4日目

昨日はラグビーWC準々決勝南アフリカ戦、明日は即位の礼・・・と国内でビッグイベントが続きますが、訓練校はいよいよ今日から訓練の眼目であるCAD研修がスタートします。

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ラジオ体操と朝礼から毎日の訓練は始まります

CADを触ったことがない訓練生が大半ですが、誰一人取り残さないことをモットーにきめの細かい指導を行っています。

これから2日間のCAD基礎講座の部分は、東京・大阪で年2回ずつ開催している短期CADコース(来年度からは『建設スキルアップコース』という名称になります)と内容が共通になっています。 講師も、オーク情報システムと副担任の大山講師、そして大林組東京本社生産設計部からも応援に来ていただき総勢4名が指導にあたります。

 

 

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今日は基本操作とはいえ、かなり頭の体操的な要素が強い講義です。 講義~演習~講義~演習・・・と手を動かしつつ理解習得していきます。

 

 

 

 

 

 

 

IMG_3790つっかえつっかえ、講師の指導、気づき、訓練生同士の教え合い・・・

理解に至るまでの過程は人それぞれですが、みな一生懸命取り組んでいます。

ところで、今回の訓練生はみな、社会人になってから長いこと「学校教育」から遠ざかっていた者ばかり。 かたや「義務教育」、かたや「自分が学びたいと思って受けている教育」です。 授業を受けていて、そこら辺の感覚は受講中どう違うものなのでしょうか、ちょっと聞いてみたい気がします。

 

 

 

 

 

 

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10月19日(土) ICT研修

10月19日:訓練4日目
今日は土曜日。訓練校は隔週土休ですので第1週は訓練を行っています。
パソコン教育が連続しているのですが、今日一日だけは「パソコン抜きのICT授業」です。

すなわちタブレット(iPad)とVR/MRによる、「最近普及し始めたものから、5年10年後に普通になる(かもしれない)テクノロジーをいち早く体験する」一日なのです。

今日の講師は大林IMG_3770組のグローバルICT推進室が担当します。

まずは早速、訓練生にiPadを支給しました。

 

 

 

 

IMG_3772今日から訓練期間中、訓練中でも寮室でも使いたい放題。普段iPhoneを使い慣れている訓練生なら、ほとんどストレスなく、「へえ!こりゃいいモノもらえた」というところですが、大林社員仕様機は自社開発も市販アプリも豊富でただのデカいスマホではありません。それは今日の訓練で理解してくれるでしょう。
せいぜい訓練期間中、イジリ倒してほしいものです。

でもやっぱり彼らはスマホ世代。直感的に流れを理解しているというか、とにかく操作が早いです。

 

 

 

 

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今日の研修は、配筋検査システム、Direct、CheXなどのアプリと、Web上の日報システムBuildeeなどなど・・・・それにホログラムを使った複合現実(MR)のCAD(コンクリート図・鉄骨軸組図)の原寸体験という、非常に盛りだくさんの内容でした。

 

 

 

 

 

とりわけ、CADは「パソコンという仮想空間の中に原寸で図面を描いている」わけですが、躯体図の原寸体験での気付きは、来週からのCAD演習に先駆けてやっておくことがたいへん有効です。

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画面上でたかが数センチにしか見えない線分に、1000mmという情報を与えている、ここが紙の上で縮尺で図を描くのと決定的に違うところで、今日見たイメージをCAD研修の最中に思い起こしてくれればと思います。

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RWCは今日から準々決勝、ということで3時の体幹体操はALL BLACKSバージョンで。(いやそれにしても強かったですね・・・)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後に、現場プロジェクトの情報共有で必須となりつつあるクラウドストレージ(box)の講義とアカウント、ドライブ設定などを行って今日のICT研修は終わりました。

  • 令和元(2019)年度鉄筋コース

10月16日(水)鉄筋コース 訓練初日

(10月16日午前中(入校式)についてはトップページで)

午前中のオリエンテーションと入校式が終わって、午後からの訓練最初の講義は山崎副校長によるコミュニケーション講座です。

最近の建設現場の最近の重大労災の原因の一端には「コミュニケーション不足」が大きく影を落としていること

入職3~5年以上の幹部候補生を対象として募集しているとは言え、訓練生同士の間には、年齢や経験、また教育のバックグラウンドとか地域較差などさまざまな違いがあります。 そういう「違いを認め合う」ところから相手の理解は始まります。

このコミュニケーション講座では、まず自分の「偏向」という切り口で自己紹介を行うアイスブレイクに始まり、、コミュニケーションを円滑にするための「ストローク」の考え方や、メッセージの出し方などを学びました。 また訓練期間中のコミュニケーション面での目標を各自でそれぞれ3つ定めました。 これを訓練期間中、講義室に掲示して毎日意識するようにします。

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シメは2チームに分かれてペーパータワーの高さを競うゲームを行いました。高さを競ってはいますが、人の言葉を聞き、人に意見を述べるキャッチボール練習のようなものです。 ですからどういうものを完成させたかはあまり問題ではありませんのでここには載せません(・・・というか、単に撮り忘れてしまいました!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • 令和元(2019)年度鉄筋コース

10月18日(金)パソコン研修2日目

10月18日(金) 訓練3日目

今日は昨日に引き続きパソコン操作の基本を学びます。

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午前中は昨日学習したMS-Wordの基本的操作方法を使っていろいろな文書を作る演習、午後はMS-Excelで見積書やフローチャート、集計表を作成する演習を行い、最後には簡単な作画を織り交ぜて鉄筋の加工帳の作成もできるようになりました。

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そのまま仕事で使えそうな感じの仕上がりです。

  • 令和元年(2019年)度短期CADコース

9/13 短期CADコース・最終日(大阪2019年夏期)

9月13日(金)

短期CAD研修、毎回最終日は遠方から参加された方の手荷物で研修室がすこし手狭になるのですが、今回はほとんど全員が大阪近郊の方々です。

前日からの演習~個別指導の続きですので、朝は静かに始まりました。

課題1が終わった人から、課題2にかかってもらっています。 こちらはより複雑な躯体図で、平面図に加えて立断面図もあるので、課題1と基本的な手順は同じですが、講師のワンポイント・アシスト無しではちょっと難しい内容です。

午前中には全員が、昨日の課題1を仕上げ終えました。

この短期CADコースは、ここがゴールです。 これで今回も、みなさんに一人残らずCADをマスターしていただけたことになります。

画像_6 20190913体操風景

訓練校では恒例の「けんせつ体幹体操」、短期CADコースでも毎日やりました。

 

4日間、車の運転になぞらえながら19名のみなさんの研修のお手伝いをしてきました。 せっかく覚えたスキルですから「ペーパードライバー」にならないよう、自室の間取りを描いてみるとか、CADソフトが無ければフリーソフトを活用するとか、極力触れる環境をご自分で作っていただければ主催者としてもうれしいです。

 

建設に携わる人は、「話して聞く能力」とともに「図面を読んで描く能力」も求められます。

今回の研修が、受講生の皆さんの「新たな自分発見のきっかけ」になることをお祈りしています。

20190913最後に集合写真

今回受講いただいたみなさん(+講師)です

受講者アンケートでは、全員の方から「会社の仲間にもぜひ受けさせたい」「できれば受けた方が良い」という評価をいただきました。 これを励みにさらに研修内容をブラッシュアップしていきたいと思います。

みなさん4日間お疲れ様でした!

  • 令和元年(2019年)度短期CADコース

9/12 短期CADコース・3日目(大阪2019年夏期)

9月12日(木曜日) 3日目

昨日は全国的にゲリラ豪雨が暴れまわり雷も落ちまくりましたが、一晩明けた今日の大阪は清々しい秋晴れに恵まれました。

20190912堂島川

 

今日は「CADの基本」として知っておかなければいけない「画層」についてまず習得します。

20190912マーク製作中

午前中の最後は、所属会社のロゴマーク画像を使ってCADに起こして、会社用図面枠を作る演習です。

所属会社が違えば社章も違うので、やる内容もそれぞれです。

 

午後からは、初日の午後から丸2日かけて覚えたCADのテクニックを駆使して、まず簡単な躯体図のトレース演習に移ります。 自動車教習なら第3・第4段階ですね。 (CADには「路上」はありません)

描く手順は手描きと同じですが、CADは「パクリによる作図の省力化」なわけですから、人が描いた図面を拝借して描くとか、メーカーのHPからダウンロードした重機データを利用するその前に、「今さっき自分が引いた線を利用する」描き方がのっけから登場します。

そうしてつっかえながらも、だんだん速くなる作図スピードを実感しながら、この演習は続きます。

このへんから速い人と遅い人の差が出てきます。

講師は、遅いからといって手取り足取りしません。

うしろからそーっと画面と手の動きを見て、『ここは教えどころなのか?それとも少し悩んで考えさせた方がいいのか? でも時間も限りがあるし・・・・』、いろいろ考えます。 もちろん自分自身で「気づき」が多いほうがいいのですが。

大山講師添削中まあ、訊く方も訊かれる方もだんだん慣れてくるのが3日目の午後です。

講師にチェックしてもらって、正確さはもとより寸法の位置や画層などが適切か?わかりやすい表現ができているか?双方で確認します。

8割ぐらいがこの日のうちに1番目の課題を終えることができました。

 

 

  • 令和元年(2019年)度短期CADコース

9/11 短期CADコース・2日目(大阪2019年夏期)

9/11 もうあの日から14年。 会場に向かう道すがら、肥後橋に立って見上げるとフェスティバルホールとコンラッド大阪のツインタワーが四ツ橋筋をはさんで立っています。 あれに飛行機が突っ込む光景なんて・・・もはや自分のイメージ能力の限界を超えています。

事務局は7時半に出勤してまず講義室を開錠するのですが、すでに5~6人の受講生が外で待機していました。 中の島のオフィス街で交通の便が良いせいもありますが、みなさん勉強熱心です。

2日目は編集系コマンドを学びます。

CADのコマンドは、線や図形、塗りつぶしといった作画コマンドは全体からすれば少数で、圧倒的に多いのが編集系のコマンドです。

料理学校だったら作画コマンド=食材、編集コマンド=調理法 にあたりますから調理法の授業が多いのは当然。 今日はその「調理法」に1日かけます。

今日は合計で24のコマンドを学習しました。

やることはハードでしたが、みなさん昨日の懇親会で打ち解けたのか、開始前や休憩中は会話の飛び交ういい雰囲気で今日の講習は進んでいきました。

20190910大阪CAD初日講義風景B

ただいま講義中

20190911大阪CAD講義風景2

これば個人指導中

 

 

 

 

 

 

 

これの繰り返しで、「誰も取り残さない」訓練校の短期CAD講習は行われています。

『誰も取り残さない』実績が、きっと業種や受講者の幅を広げ、林友会の社員教育として知られるようになったんでしょう・・・ 最近、東京・大阪以外の地域からの開講要請もありますし、開催地とかカリキュラムとか、講師と事務局とで毎回毎回考えることは尽きません。