今回で3回目となる大阪での短期CADコース、回を追うにつれて職種も受講者の年齢層も広がってきました。
初日と2日目は、インプットが多く覚える内容も多岐にわたります。
次から次へと新しいコマンドや入力操作の方法が出てきて目が回るほどですが、No One Left Behind(誰も取り残さない)をモットーにしている(・・・後ヅケです(- -);ゞ)このCADコースは、集合教育を行いながらも個人指導をやる方式です。 これにより今まで100名近い人が受講しましたが、全員CADをモノにしていっていただいています。
そうでした、この大阪CADコースで昨年から始まった「短期CADコース」は受講生が100名を超えました。 若年(とび・鉄筋・型枠)コースでは昨年度末まで5年かかって100名になりましたが、1回の開催で20名ぐらいだとあっという間です。

初日は午前中がパソコンの基本操作から始まり、MS-Wordでの文書作成、Excelでの表計算などを演習形式で学習します。 普段からこれらのソフトは使っている人は毎回少なくありませんが、パソコン初心者の人にはCADの前段として必要です。
午後からはAutocadの操作を初歩から学びます。4日間ありますが、初日で主要な入力コマンドの全てと主要な編集コマンドを習得するので、非常に密度の濃い内容です。 講義と演習を繰り返し、つっかえては講師の個別指導を受け、一つ一つ理解しながらマスターしていきます。
初日終了後には、カフェテリアで懇親会を行いました。
今まで懇親会は最終日修了後に行っていましたが、最終日夕方だと遠方からの参加の方は帰りの足の都合もあったり、主催する側も片付けをしながらで何かとバタバタしていました。 そこで今回から初日に開催してみたわけです。
都合で出席できなかった方も居ましたが、初日のパソコン漬けでヒーヒー言ったあとの一杯は格別で、みなさん親交を深めていただくことができました。 また日頃の苦労話から、「こうやったらCADでもっと早く楽に仕事ができるんだけど」という話になり、「では後半の講義でこんなテクニックも紹介してみましょう」と、主催者や講師としても受講生のみなさんから指導のヒントをもらえるいい機会になりました。

明日はもっと濃い内容の一日です。 みなさん頑張りましょう!
2019年9月12日 8:32 AM |
カテゴリー:令和元年(2019年)度短期CADコース
明日から短期CADコース・大阪場所です。
今年の訓練校は、とびコース、来月始まる鉄筋コースとも西日本とりわけ大阪からの参加者が多いのですが、今回のこの短期CADコースも予定定員を上回る盛況となり、受講者は19名となりました。
ところが!
講師と事務局は準備のため、東京から前日9月9日に大阪乗り込みだったのですが・・・
台風15号の直撃による首都圏交通マヒの影響で、東海道新幹線は動いているものの東京駅や新横浜駅に行くまでが難行苦行の連続。 都内なのに3時間かけて東京駅に行き、2時間半で大阪へ、といった有様でした。
それでも夕方までには、会場となる大林組大阪本店のプレゼンテーション室でのパソコンのセッティングを終え、何とか準備は完了です。
2019年9月11日 1:46 PM |
カテゴリー:令和元年(2019年)度短期CADコース
7月19日(金)
短期CADコースも今日が最終日です。
CADが初めての人からかなりこなしている人まで、また年齢も18歳からアラカンまで、仕事上の立場もさまざまな今回の受講生のみなさんでしたが、ここまで3日間予定した課題もそれぞれのペースで順調にこなしてきました。
ところが、最終日は朝から京王線が変電所火災で全線運休となり、数名の受講生が足止めとなるトラブル発生。
それでも、少しでも遅れまいと昼近くまでかけて駈けつけてくれました。(研修2日目でなかったのは不幸中の幸いでした)

演習課題は1と2がありますが、課題1をきちんと描けるようになれば今回の短期CAD研修の目標レベルには達したことになります。 今回も全員が課題1をやり終えることができました。
この研修ではAutocadを学びましたが、ボタンや画面のデザインが違うだけで基本はJWCadやその他フリーソフトも同じです。 「ペーパードライバー」にならないよう、何でもいいのでたまに触れてもらえるといいなと思います。
毎回毎回、老若男女、職種を問わず、どんな受講生も例外なくCADの基本を4日でマスターしていかれます。
訓練校の副校長である私は、毎回「講師陣のネコの手」としてこの研修に臨んでいますが、初日ちょっと心配?だった人が日に日にめきめき上達する姿を、背中越しにそーっと見るのがひそかな楽しみになっています。(もちろん、指導もさせていただいていますが・・・)
受講生のみなさん、おつかれさまでした!
今回の講習で得たスキルを、ぜひ仕事の中で生かして今後もご活躍ください!
2019年7月19日 11:27 PM |
カテゴリー:令和元年(2019年)度短期CADコース
7月18日(木)
昨日までにCADの基本操作は一通り学習しました。
今日の午前中で「インプット学習」は終わりです。 基本コースの最後は、「CADの操作」というよりは「CADの構造」とでも言うべきでしょうか、「レイヤー(画層)」について学びます。
とかく独学ですとこのレイヤーの概念はおざなりになりがちです。 画層をきちんと分けなくてもそれなりに図面は描けますし、描きあがって印刷してしまえば見た目は同じだからです。
「レイヤー」がきちんと整理された図面を描くことは、他人と図面データをやりとりして仕事をする人にとっては「掟」と言えるでしょう。
午後からはいよいよ図面作成の課題に入りました。
最初なので密度の濃くない柱と梁ばかりの1×1スパンの躯体図トレースです、が作業量が少ないだけで「作法」はどんな複雑な図面を描くときとも同じです。
したがって、最初の通り芯の線を1本描く時もまず、レイヤーを「通り芯」に合わせてスタートです。(やや専門的になってしまいました)

手順はテキストに記載されているので、その通りに設定を行って、習ったコマンドを使って作画すれば、この最初の演習課題1は進められるようになっています。
作図ができたら印刷して講師の添削を受けます。 合格したら次のより複雑な課題2に進みます。
受講生の皆さん、CAD初挑戦の人でもこの課題1を半日強で完成させることができました。
2019年7月19日 1:44 PM |
カテゴリー:令和元年(2019年)度短期CADコース
7/17(水)
今日は、CADの基本的なコマンドの大部分を学びます。
基本的といっても作画・編集・管理など数では20を下りません。さしづめ車の教習所なら今日一日で第一段階・第二段階をやってしまうようなものです。
明日はもう課題の作図に入ります。 まあこれは実際に描きながら覚えるのが速いから」で、実は今日の講義もコマンドごとに、「講師の解説」→「簡単な課題演習(理解に時間がかかる人には個別指導)」→「コマンド数種ごとにまとめて複数題の演習」と、8割方は手を動かしながら習得します。

演習中の様子です。 この講師の密度↓↓↓↓をごらんください。(一応さらにもう一人居ます)↓
インプット学習はここまで。 さすがに今日は休憩時間ぐったりしている人が多かったです。
でも正直、20年ほど前に独学でAutocadを覚えた私自身、この研修で「目からうろこ」の操作法を知ったことが何回もありました。 それを思えば、みなさんよく頑張っていらっしゃるなと思いました。
2019年7月17日 11:30 PM |
カテゴリー:令和元年(2019年)度短期CADコース
7/16(火)
短期CADコースは4日間でAutocadの基本的な操作方法をマスターし、見本の建築躯体図をCAD上でレイヤを描きわけながらトレースするまでを習得します。
初日前半は、今回パソコン操作が初めてという受講生を想定して、パソコンの起動からファイル操作、MS-Wordでの簡単な文書作成と、MS-Excelでの表作成といった、CAD操作の前段としてパソコンに慣れるための基本操作を学びます。
もちろん、この程度であれば日常業務で慣れている受講生の方も多くいらっしゃいます。 これができないとCAD操作ができないということは無く、あくまで文字や数字入力に慣れる、またはおさらいすることが目的です。
とは言え、キーボード配列がまったく分からない状態から4日でCAD基本操作マスター・・・というのはさすがにちょっとキビシイので、そこは予習してきていただくよう受講生にはお願いしています。

今年の研修室は、隅田研修所と比べるとやや詰め気味です。 (研修に支障があるほどではありませんが・・・)
さて、品川インターシティの最上階に今回の研修会場はあります。
研修についていくのもひと苦労ですが、常に机間巡回をしながら個別指導するアシスタント講師が4名程度居るので、分からないまま講義が進んでいってしまうことはありません。
むしろ受講生(の一部の人)が苦労したのは、休憩時間かも知れません。
なぜなら、この建物内には喫煙所が一切なく、最寄りの屋外喫煙スペースまでは5分近くかかってしまうからです(!) 行き帰り時間+1本吸う時間ですでに10分オーバー、そのため今回は休憩時間を1回15分としました。
タバコは体に有害とは言いつつ、喫煙者にとっては貴重なリフレッシュの手段ではあります。 そして、時々リフレッシュしないと集中力が続かないぐらい密度が濃いのがこの、「4日間短期CADコース」なのです。
今日でふうふう言っているようでは明日の講師のマーク(?)がキツくなる(=2日目が最もハイペース高密度)のですが、なんとか皆さん大丈夫そうです。
あと3日間がんばりましょう!
2019年7月16日 11:46 PM |
カテゴリー:令和元年(2019年)度短期CADコース
ちょっとここは事務局もバタバタ慌ただしく、
実は下書きのままです。

もう少しお待ちください。
(修了式は、「お知らせ」でご覧ください)
2019年6月30日 4:30 PM |
カテゴリー:令和元年(2019年)度とびコース
6/26(水曜日)訓練30日目
実技に明け暮れた後半の訓練も大詰め、今日はバスで都内の現場見学と郊外の工場見学です。
全国から集まって来た訓練生ですから、一度は東京の大現場を見せてやりたいところです。 そして大現場を実感するならやはり全作業員が集まる朝礼抜きでは片手落ち。
最近は工場だけでなく、工事現場内でも工事に直接関係する写真以外は撮影禁止というのが一般的になりました。訓練校も、忙しい中見学に対応していただいて下さった現場や工場に、さらにご面倒をかけるのは本意ではありませんし、第一ブログ作りは訓練校のミッションでも何でもありませんから原則に従い写真は撮影致しません。
現場の副所長に最上階から地下最下階まで案内していただき、10時半に現場見学を終えました。朝礼では新規入場者に準じて自己紹介させていただき、直接現場の空気の中に身を置くことができました。ありがとうございました。

脚注:この写真でどこの現場かは凡そ見当ついてしまいますが(?)
常磐道に乗り、SAでの昼食休憩をはさんで霞ヶ浦の東京製綱(株)土浦工場に向かいます。 鋼索のトップメーカーの旗艦工場です。鳶が玉掛け作業で馴染みの深いトヨロックワイヤーの製造元として、日々の作業でお世話になっているところでもあります。
ワイヤーの歴史から点検方法、工場内の製造工程見学、37mmワイヤーの引張破断試験も見せていただきました。
せっかく訓練生のために熱い説明をしてくれているのに、少し距離が離れ
てしまったため聞き取れなかった・・・なんて残念なことです。そこで今回からイヤホンガイドを導入しました。 4日レンタルして1台あたり1000円というのはお得です。 現場でも工場でもどんなにウルサイ場所でも全員説明が聞き取れ、訓練生にも好評でした。
2019年6月26日 11:20 PM |
カテゴリー:令和元年(2019年)度とびコース
6/24(月)訓練28日目
![IMG_3464[1]](http://www.kunrenko.com/blog/wp-content/uploads/2019/06/IMG_34641-300x225.jpg)
訓練も最終週に入りました。梅雨の最中なのに屋外実習が最も多いこのとびコースですが、今年は実技初日の10日にまとまって降られた以外はどうにかこうにか訓練に支障ない程度の雨で済んでいました。
しかし今日は初日のような朝からの雨。でもこの位なら鳶仕事を中止するほどではないと判断し、ラジオ体操と朝礼は講義室で行いましたが技能士対策実技訓練は決行することに。
2人ずつのペアを5組。もうすでに10人の訓練生は実技訓練で誰ともチームメイトを経験しています。
今回は大阪から参加の2人の訓練生が明日日帰りで帰阪(!)して、技能士の実技検定を受検する予定になっています。 したがってまさに今日は「直前模試」。 明日の訓練は欠席することになりますので、別メニューで二日分の密度の濃い特訓を実施することになりました。
![IMG_3480[1]](http://www.kunrenko.com/blog/wp-content/uploads/2019/06/IMG_34801-300x225.jpg)
この実習場に検定課題5基。 今日はこれを2人1組で組みます。
組み立てる小屋組の形状はすでに受検者には公開されています。 何だその図面通り組み立てればいいのか・・・と思いがちですが、鳶でない私が見ていても単管同士の納まりのシビアなこと。どんなにクランプ止めなどの動作が敏捷でも、ぶっつけ本番ではまず合格は無理だろうと思います。
![IMG_3485[1]](http://www.kunrenko.com/blog/wp-content/uploads/2019/06/IMG_34851-300x225.jpg)
練習を重ねて、そのイメージが検定当日に再現できて、しかもかなりテキパキと間断なく組み立てないと時間が足りません。
![IMG_3496[1]](http://www.kunrenko.com/blog/wp-content/uploads/2019/06/IMG_34961-300x225.jpg)
今日は明日受検の2人以外はペアで制限時間に挑戦しました。
さすがに初回は試行錯誤が多く時間内には終わりませんでしたが、仲間のを見たり繰り返しトライすることで、納め方のイメージが身についてくれれば無駄のない組立てができるようになるでしょう。
明日は10人の訓練生が、かたや8人はここで、2人は大阪の本試験会場で、一人で一級技能士の実技にチャレンジします。![IMG_3512[1]](http://www.kunrenko.com/blog/wp-content/uploads/2019/06/IMG_35121-300x225.jpg)
健闘を祈りましょう。
(さらに…)
2019年6月24日 10:07 PM |
カテゴリー:令和元年(2019年)度とびコース
6/21・22(訓練26・27日目)
今日から2日間は、とび技能士対策講座として鵜飼講師が再び登壇します。
訓練生10人のうち2人が1級技能士を取得済みですが、それ以外の者は今年検定を受検する者、実務経験年数待ちで来年以降に受験予定の者ばかりです。 今年もすでにとび技能士の試験期間に入っており、来週初めに訓練中いったん地元に1日帰って実技試験を受けてくる訓練生も居ます。 この時期にとびコースを開講しているのは、この技能士検定試験の直前だからということも大きな理由です。
スーパー職長になるまでには、職長教育・足場作業主任者・そしてこの1級技能士の取得が要件になります。ぜひ訓練校修了後早いうちに取っておいてほしい資格です。
![IMG_3460[1]](http://www.kunrenko.com/blog/wp-content/uploads/2019/06/IMG_34601-300x225.jpg)
講義は検定試験の問題を順次輪番で回答、鵜飼講師が解説しながらなので寝る暇はないのですが、とはいえ実技実習続きの週末座学なのでやっぱりどうしても睡魔が・・・普段動いて仕事をしている体質になっていますから多少は仕方ない面もありますかね・・・・ というわけで休憩明けには全員でスクワットや、いつもの体幹体操を織り交ぜて集中力を回復しながらの講義になりました。
![IMG_3462[1]](http://www.kunrenko.com/blog/wp-content/uploads/2019/06/IMG_34621-300x225.jpg)
グループで顔を突き合わせての演習になると・・・・ワイワイガヤガヤ、眠気も消えます。
![IMG_3459[1]](http://www.kunrenko.com/blog/wp-content/uploads/2019/06/IMG_34591-300x225.jpg)
鳶だけに「カゴの中」は性に合っていないのか? でも31日間のうち実に半分は座学。 全体を通して言うなら苦手ながらそれなりに頑張って受講していたとも言えるか・・・おい!そこ寝るな!
来週はいよいよとびコースも最終週、最後まで頑張りましょう!
2019年6月22日 5:34 PM |
カテゴリー:令和元年(2019年)度とびコース
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