• 2021年春期 短期CADコース

3月4日(木) 大阪短期CADコース(3日目)

さて、昨日まででCADは1日半しか学んではいませんが、みなさん一応これで「CADで図面が描ける」ようにはなりました。

しかし、「CADができるようになった」というにはまだ早く、それには今日午前中に学ぶ「CADの作法」のマスターが必須。 

これをすっ飛ばすと、「おお、山ちゃんCAD描けるようになりましたな・・・・ん?・・・・・・ なんじゃこりゃああああ!! このボケー!!」というような図面を描いてしまい、そのくせ本人はいい気になってしまうのです。 (かつて私自身がそうでした・・・)

 

建設業に携わる者はみな「言葉」と「図面」のコミュニケーション。 「言葉」なんかも、他人が言ったことを、自分の都合のいい所だけ抜き出して利用する(良し悪しは別にして)ことってありますが、「図面」も似たようなもので、「人が描いた図面のこの部分だけ使いたい」ことが、図面コミュニケーションの流れの中では多く発生します。

このしきたりを知らない人が書いてしまう「なんじゃこりゃ図面」。    代表的なのが「オンリーワンの0レイヤーカラフル色分け図面」です。 (何それって? わかる人がわかればいいです)

というわけで午前中は「画層」を習いました。 

標準テキストではこのCADの構造の根幹である画層を、初日に教えているようですが、車の教習所と交通マナーの関係と同じで、ある程度小技が使えるようになってから作法について学んだ方が腹落ち感はあるだろう、というのが私個人の意見です。

午後は簡単な躯体見上げ図を、30ページに及ぶ詳しい手引きを使いながら自力で図面を描く演習です。

訓練校の座学系講義では恒例の「けんせつ体幹体操」 CAD研修でももちろん毎日やってます。

最終日の明日にかけて、作図課題2題に取り組みます。 修了にむけてあと1日頑張りましょう!