• 2021年度鉄筋コース(第8期)

10月22日(金) 訓練2日目

リモート研修の導入となる初日の訓練を済ませ、2日目からはオンラインで専門の先生が登壇して、パソコン操作の基礎からCADの作図までを教授します。

当校のリモート訓練では、このパソコン・CAD研修の前半4日間がタブレットとパソコンを併用して最も複雑なシステムが組まれます。

ここでは、パソコンではCADアプリが走り、訓練生が各自のCAD操作をしながらzoomを同時に起動しブレイクアウトルーム内に置きます。 そうして講師前の画面モニタ機にCAD画面を共有させます。

一方タブレットはブレイクアウトルームに参加せず、講師が講師機で図を操作しながら解説する画面を共有して、普通の講義をオンライン受講する体裁をとります。

このやり方だと、セッティング中に講師側も訓練生側も一瞬はパソコンとタブレットが同じ部屋の中に共存することがあり、マイクが入っているとキンキンキンとハウリングを起こしてしまいます。  zoomのホスト(事務局)の方でコントロールはできるのですが、やはり参加者全員がこのzoom教室の構造を理解していることがスムースな研修をする上で必要です。

とはいえ、昨年と比べて受講生の数は少ないにもかかわらず、一部の受講生でネット接続が時々不調になります。 これは、オンラインでのミーティングが世間一般で普及したにもかかわらず、おそらく公共の通信インフラが各地でそれに追いついていないからでしょう。 そう簡単に解消できるものではなさそうです。   

義務教育である中学校でも、学校でタブレットを生徒にもたせたものの、教室内wi-fi回線につなぐとパンクしてしまうので結局宝のもちぐされになっているんだとかいう話を耳にします。 

このように、同じやり方をしていても世の中は良い方向にも悪い方向にもどんどん変化しているのを実感します。 訓練校も、安心して訓練を受けてもらうために日々そういった問題と向き合っています。

訓練生らも、今日のこのやり方でこれから3週間学ぶ環境を、自分の側でもやりながら慣れ、そして自分でも整えていかないといけません。 いい意味で、チャレンジする者が発する緊張感に包まれた一日でした。

また今日からは、訓練生には各所属会社に訓練日誌を終講時に作成して送付してもらいます。